どのような状況下でも第一にクライアントの安全確保は当然ではございますが、襲撃者出現の場合は危険箇所よりの現場離脱が最善の方法と考えております。
しかしながら、現代社会で第一線に君臨されるクライアントの方々の多くは緻密なタイムスケジュールで行動されております。
活動拠点もオフィスに留まらず、激変するシチュエーションの中でもクライアントの危険度は刻一刻と変動します。
クライアントのスケジュールがオープンであれば、訪問先に襲撃者が息を潜めて襲撃機会を虎視眈々と狙っているかも知れません。
また、クローズドなスケジュールであっても襲撃者は用意周到に尾行を重ねてクライアントの行動パターンを把握しているかも知れません。
上記の事由から、弊社は先着警護・同行警護の2名以上1チームの警護隊形こそ身辺警護であると定義しております。
身辺警護業務の実際は、警護対象者の安全な時間・空間を提供する頭脳プレイであります。
警護対象者に危険がおよぶ事を現場で阻止するのではなく、安全な時間・空間を作る事前からの作業が重要です。
身辺警護の基本は、警護対象者に脅威が迫る場合には、現場離脱が最重要事項であります。
我が国日本はいま、治安情勢の深刻化が指摘されて久しく、富裕層や女性、お子様を狙う犯罪も増加の一途を辿っています。
海外進出企業では防衛手段として身辺警護は常態化していますが、ボーダーレス化し犯罪集団が暗に渡航してくる現在 日本に於いても危機管理は重要な課題と言えます。